【竹原市】大井地区で「獣害対策講習会」を開催!

2025年10月6日

大井地域交流センターから出前講座の依頼を受け、8月20日に「有害鳥獣から農作物を守るための勉強会」を開催しました!

12人の方にお集まりいただき、主にイノシシとシカの対策について、座学で解説しました!

まずは、イノシシとシカの生態と電気柵やワイヤーメッシュ柵の設置の方法や注意点についてです。
特に、電気柵では電気線の高さや24時間通電の必要性について、ワイヤーメッシュ柵ではワイヤーの太さやマス目の大きさ、下部の補強の重要性について説明しました。

また、イノシシやシカの行動をセンサーカメラの映像を用いて説明しました。
放任果樹の除去や耕作放棄地・藪などの隠れ場をなくす重要性についても説明しました。

受講者からは、
以前、耕作放棄地やヤブなどの隠れ場を無くすよう指導を受け、その時は刈払いを行い被害が減ったが、また、昔のようになっている。何とかしたいとは思っているが中々できない状況である
イノシシやシカは飛び越えて入るものと思っていたが、先ずは潜って入ろうとするものだと良くわかった。下部の補強や電気線の高さの重要性も理解できた
などの声が聞かれました。

他にも「アナグマの対策をどうしたら良いか?」と質問をいただき、電気柵が効果がありネットに電気線が入ったものも売られていることを説明しました。
質問をいただいた方は、すでに対策に取り組んでいるものの対策に困っておられたので、講習会終了後、質問者の農地に出向いて具体的に農作物の守り方や電気柵の設置場所などアドバイスを行ったところ、大変喜んでいただきました!