シンポジウム「鳥獣に負けない社会をどうつくるか」を開催しました!

2025年7月10日

広島県主催のシンポジウム「鳥獣に負けない社会をどうつくるか~人口減少社会にあってふるさとを守るために~」が開催されました。

本シンポジウムは、広島県農業生産課からの業務委託により開催しました

シンポジウムでは、なかなか減らない鳥獣被害に対して、人口減少社会においてふるさとを守るために、どう行動すればよいか考えることを目的としました。

開会あいさつのあと、「広島県の鳥獣被害の現状とこれまでの対策」の説明がありました。
広島県内のイノシシの被害は全国3位!被害は横ばいでシカによる被害が増えてきていて、無意識に野生鳥獣の餌づけをしてしまっていることが大きな原因とのことでした。
分析した対策実施における様々な課題を解決するために、広島県がtegosの設立を呼びかけ、活動を支援しています。

tegosの設立経緯やこれまでの活動についてもご紹介しました!

メインとなる基調講演では、静岡大学山岳流域研究院の富田涼都准教授から「転換期に求められる新しい鳥獣害政策の視点」と題してお話をお聞きしました。
日本で初めての経験であるこの人口減少社会において、鳥獣による被害と対策をどのように考えていくのか、課題提起をいただきました。

次にパネルディスカッション、「私たちはどう行動すれば良いのか?」では4人のパネリストから、現状の課題や今後出てくるであろう課題を議論しました。

フィールドアドバイザーとして活動した1年を振り返って感じた課題をお話ししました!

鳥獣被害だけではなく、地域の他の課題や今後出てくる課題とも絡めた活動を考えることも有効なのではないか、というヒントをいただきました。

参加者アンケートでは、9割の方から参考になったと回答いただきました。短い時間ではありましたが、難しいテーマでお話を聴き、議論できたのではないかと思います。

会場にお越しいただいた皆さま、オンライン参加の皆さま、ご参加いただきありがとうございました!